南部杯特設サイト

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実 施 日 令和2年10月12日(月)
令和2年度岩手県競馬組合営 第8回盛岡競馬第6日
施 行 場 盛岡競馬場
競走内容 サラブレッド系3歳以上 距離 1,600m(ダート・左回り)
1着賞金 5,000万円 出走可能頭数 16頭

第33回マイルチャンピオンシップ南部杯 レース結果

着順 枠番 馬番 馬名 所属 性齢 負担重量 騎手(所属) 調教師 馬体重 タイム 着差 人気
1 7 14 アルクトス JRA 牡 5 57 田邊裕(JRA) 栗田徹 542 -4 1:32:07 レコード 6
2 3 5 モズアスコット JRA 牡 6 57 横山武(JRA) 矢作芳 491 3 1:32:08 クビ 2
3 1 2 モジアナフレイバー 大井 牡 5 57 繁田健(浦和) 福永敏 505 -7 1:33:00 11/4 7
4 6 11 サンライズノヴァ JRA 牡 6 57 松若風(JRA) 音無秀 529 -1 1:33:01 1/2 1
5 5 9 ワンダーリーデル JRA 牡 7 57 横山典(JRA) 安田翔 532 0 1:33:03 1 8
6 8 16 ゴールドドリーム JRA 牡 7 57 ルメー(JRA) 平田修 530 0 1:33:05 11/2 3
7 8 15 ワイドファラオ JRA 牡 4 57 福永祐(JRA) 角居勝 507 -3 1:34:01 4 4
8 7 13 ヒガシウィルウィン 岩手 牡 6 57 山本聡(岩手) 菅原勲 484 4 1:34:06 3 10
9 2 3 インティ JRA 牡 6 57 戸崎圭(JRA) 野中賢 511 -3 1:34:08 11/2 5
10 2 4 イダペガサス 北海道 牡 5 57 赤岡修(高知) 田中淳 506 -6 1:35:02 21/2 9
11 4 7 スカイサーベル 岩手 牡 6 57 高橋悠(岩手) 小林俊 482 3 1:36:05 8 15
12 6 12 モンサンルリアン 岩手 牡 6 57 坂口裕(岩手) 村上昌 494 -7 1:36:07 1 12
13 4 8 パンプキンズ 岩手 牡 4 57 岩本怜(岩手) 伊藤忍 470 -2 1:36:08 1/2 11
14 1 1 リンクスゼロ 笠松 牡 6 57 関本玲(岩手) 湯前良 463 -17 1:37:07 6 14
15 3 6 ナラ 笠松 牝 4 55 深澤杏(笠松) 湯前良 416 2 1:38:03 4 13
16 5 10 キタノイットウセイ 笠松 牡 10 57 池田敏(笠松) 栗本陽 509 -5 1:38:07 21/2 16

第33回マイルチャンピオンシップ南部杯 払戻金

単勝 14 690円
複勝 14 230円
5 200円
2 440円
枠連複 3-7 3,080円
馬連複 5-14 2,980円
馬連単 14-5 7,280円
ワイド 5-14 900円
2-14 1,760円
2-5 2,140円
三連複 2-5-14 19,280円
三連単 14-5-2 119,250円

有力馬紹介

■サンライズノヴァ

牡6歳 音無秀孝きゅう舎(栗東)

 昨年、プロキオンS4着から参戦。スタートで後手を踏んだが、勝負どころの3コーナーで5番手まで押し上げた。強烈な末脚を武器とするサンライズノヴァに、前半で脚を使わせるのは大きな賭け。末が甘くなる危険もあったが、吉原騎手の攻めの手がズバリ。豪快なまくりを決め、南部杯史上2番目の最速タイムでゴール。人馬とも初のG/JpnⅠを獲得した。
 その後は武蔵野S5着、フェブラリーS3着、かしわ記念3着と勝ち切れなかったが、前走・プロキオンSで上がり34秒4の強烈な決め手で快勝。デビュー3戦目の京都以来、久しぶりの右回りでの1着で充実ぶりを誇示した。
 過去、2連覇以上を達成したのはユートピア、ブルーコンコルド、エスポワールシチー、ベストウォーリア、コパノリッキーの5頭。6頭目の偉業を目指して勇躍登場。

■インティ

牡6歳 野中賢二きゅう舎(栗東)

 デビュー戦こそ9着に敗れたが、2戦目から長期休養をはさみながら圧巻の6連勝。GⅠ・フェブラリーSでも逃げ切りを決め、一気に頂点へ上り詰めた。
 以降は勝ち切れないレースが続き、かしわ記念2着、チャンピオンズカップ3着。あと一歩のところで勝利を逃がしているが、自分の競馬に持ち込めなかったのも敗因。今回は好枠を引き当て、逃げの手を打てる可能性大。フェブラリーSを逃げ切ったようにワンターンの盛岡は合うはずだし、直線300mも歓迎。復活の舞台が南部杯になるか。

■ゴールドドリーム

牡7歳 平田修きゅう舎(栗東)

 4歳時にフェブラリーS、チャンピオンズSを優勝。5歳時にはかしわ記念、帝王賞を連勝。そして昨年はかしわ記念2連覇と過去G/JpnⅠ5勝。2017年のJRA最優秀ダートホースの栄誉も手に入れているが、なぜか南部杯に縁がない。
 一度目(2017年)の南部杯はスタートで大きく出遅れ。それでもメンバー最速(おそらく南部杯最速)34秒4の上がりを駆使したが、0秒9差5着。2度目はルヴァンスレーヴの2着、昨年は3着。
 ゴールドアリュール産駒は盛岡開催、過去10度の南部杯で7度優勝。偉大なる父に勲章を増やし、今度こそ首位を奪取したいところ。

■ワイドファラオ

牡4歳 角居勝彦きゅう舎(栗東)

 デビュー4戦目にGⅡ・ニュージーランドトロフィーを快勝。続くNHKマイルカップ9着後、ダート路線へ変更。GⅢ・ユニコーンステークスを逃げ切り、芝ダート重賞を制覇した。
 以降はダート強豪の壁が立ちはだかったが、かしわ記念を逃げ切って快勝。少頭数7頭立てだったとはいえ、2着に0秒4差をつけ、ビッグタイトルを手に入れた。
 相手はそろったが、成長続ける4歳馬。加えて1600m4勝2着2回の好実績も後押しする。

■アルクトス

牡5歳 栗田徹きゅう舎(美浦)

 一昨年11月、錦秋Sを快勝してオープン入り。一戦置いて3連勝を飾り、プロキオンステークスを優勝。待望の重賞タイトルを獲得し、勢いを駆って南部杯へ名乗り。サンライズノヴァに0秒3差離されたが、内からじわじわと伸びて2着を確保した。その後は勝利から遠ざかっているが、通算7勝のうち6勝が左回り。盛岡ダート1600mが合っている。
 鞍上・田辺裕信騎手はコパノリッキーで南部杯2連覇、JBCクラシック盛岡を優勝。またストロングサウザーでマーキュリーカップ制覇など盛岡コースと相性抜群。

■モズアスコット

牡6歳 矢作芳人きゅう舎(栗東)

 父フランケルはサドラーズウェルズ→ガリレオと続くヨーロッパの主流サイアー。自身も14戦14勝。GⅠレース9連勝を含み、GⅠ通算10勝の成績を残した歴史的強豪。
 日本でもソウルスターリングがオークス、阪神ジュベナイルフィリーズを制し、モズアスコットも4歳時にGⅠ・安田記念を優勝。持てる才能が開花した。
 以降は勝ち運に恵まれなかったが、今年2月、根岸ステークスへ出走。鮮やかな直線抜け出しを決め、続くフェブラリーステークスも快勝。史上5頭目の芝ダートGⅠ制覇の快挙を果たした。
 前走・かしわ記念はスタート直後につまづき、コーナー4つのコースにも戸惑って7頭立て6着。しかし地方ダート初の場合、脚を滑らせるケースは少なくない。今回は地方2度目に加え、ワンターンの盛岡ダート1600mが舞台。反撃のお膳立ては整った。

■モジアナフレイバー

牡5歳 福永敏きゅう舎(大井)

 デビュー2戦目から4連勝を飾り、南関東クラシックへ挑戦。羽田盃、東京ダービー4着に終わったが、敗戦を糧に成長。勝島王冠(2連覇)を皮切りに大井記念も制覇。
 昨年の南部杯は帝王賞5着から参戦。好位キープからサンライズノヴァの外から鋭く伸びて見せ場たっぷり。4着を確保した。
 前走は3ヵ月ぶりの実戦だったが、貫禄の違いを見せつけて完勝。ひと叩きされて南部杯へ臨む。

■ヒガシウィルウィン

牡6歳 菅原勲きゅう舎(水沢)

 北海道3勝、全日本2歳優駿(JpnⅠ)4着後、南関東へ移籍。羽田盃は2着だったが、東京ダービー、ジャパンダートダービー(JpnⅠ)を連勝。続く浦和記念(JpnⅡ)でも2着を確保し、NARグランプリ年度代表馬に選出された。
 翌年はサンタアニタトロフィーを制したが、以降は無冠が続き今年8月、岩手へ新天地を求めてきた。
 準重賞・すずらん賞は逃げたパンプキンズを捕えるのにもたついたが、久々を叩かれて反応が一変。南部杯トライアル・青藍賞を7馬身差で圧勝した。相手は一気に強化されたが、格負けはまったくなし。ライバルが強ければ強いほど燃える。