有力馬紹介
中央4勝、南関東を経て一昨年に岩手入り。いきなりトウケイニセイ記念、桐花賞と重賞2連勝を飾り、シーズンを終了。昨年は赤松杯から始動し、シアンモア記念を完勝。その後は夏負けの影響もあり、一條記念みちのく大賞典7着、マーキュリーカップ10着後、3ヶ月ほど休養。復帰戦は5着にとどまったが、ひと叩きされて反応が一変。北上川大賞典を皮切りにトウケイニセイ記念、桐花賞と圧巻の重賞3連勝。満場一致で年度代表馬に選出された。
今季も赤松杯から始動したが、4着に終わりシアンモア記念も3着止まり。4ヵ月半の休養に入り、9月20日に復帰。初戦をタイム差なし2着にまとめたが、すずらん賞は伸びを欠いて5着。案外の結果に終わった。敗因は年齢的なものか、仕上がりか。今回の北上川大賞典が真価を問われる一戦となった。
中央ダート2勝、川崎1勝・B1級から転入。いまだ未勝利ながら昨年は北上川大賞典2着、桐花賞2着、一條記念みちのく大賞典3着。マーキュリーカップで地方最先着6着に善戦した。今季は重賞・あすなろ賞3着が最高だったが、前走・すずらん賞で2着確保。距離が1800mへ延長されたのも好走要因だった。典型的なジリ脚タイプで勝ち味に遅いが、距離が長ければ長いほどいいタイプ。今回の北上川大賞典が千載一遇のチャンスかもしれない。
2歳時に重賞・平和賞(船橋)を制し、翌年は羽田盃で2着を確保した強豪。ただ3歳以降は勝ち星から見放され、障害3戦を経て転入。赤松杯2着、シアンモア記念4着から芝からダート変更の交流・せきれい賞へ駒を進めて快勝。3年ぶりの白星を手にした。続くかきつばた賞(盛岡ダート1600m)2着後、2ヶ月休養。復帰戦のすずらん賞は6着に終わったが、ひと叩きされて変わり身必至。
デビュー2連勝を飾ったが、以降は勝ち切れないレースが続いた。しかし東北優駿2着からやまびこ賞を快勝。待望の初タイトルを獲得し、JpnⅡ・不来方賞6着から青藍賞へ挑戦。初の古馬オープンが相手だったが、3着を確保。収穫の多い一戦となった。すずらん賞はスローにも泣いて7着止まりだったが、前走ヒロシクンに0秒3差4着。これで上昇ムードに乗り、負担重賞2キロ差のアドバンテージを生かす。
ライアン
牡5歳 父ディープインパクト
佐藤浩一きゅう舎・水沢
2歳時6戦4勝、重賞・平和賞(船橋)を優勝。翌年も羽田盃で2着に健闘したが、以降は精彩を欠くレースの連続。今年1月、中央・障害3戦を使って転入。初戦の赤松杯2着、シアンモア記念4着から芝からダート変更の交流・せきれい賞を快勝。2歳以来の勝利を飾った。続くかきつばた賞2着から2ヶ月休養。すずらん賞は休養明けも影響して6着だったが、ひと叩きされて変わり身必至。
昨年5月、中央芝5勝オープンから転入。準重賞・かきつばた賞を制し、交流・せきれい賞2着などの成績から最優秀ターフホースの栄誉を獲得した。ダートは未勝利だが、一條記念みちのく大賞典3着、前走・すずらん賞3着など長距離なら上位を確保。昨年、北上川大賞典5着だったが、今年はさらに上を目指す。
北海道三冠すべてに出走して北斗盃3着、北海優駿3着、王冠賞5着。直後に岩手入りして、いきなり不来方賞を優勝した。続くダービーグランプリ12着後、南関東、門別と転籍。昨年11月に再転入した。今季はB2降格して3勝2着4回と安定した取り口を披露している。今回は2ヵ月半ぶりの実戦だが、牧場で乗り込まれて態勢万全。格負けは一切ない。