レースについて
○歴史
“岩手ダービー”のスタートは2006年。全国の地方競馬で行われるダービーを短期集中型で実施し、多くのファンに楽しんでいただきたい―の趣旨のもと『ダービーウィーク』を創設。岩手競馬はダイヤモンドカップを岩手ダービーとした。
当初は全国6場で始まったが、2017年には石川ダービー(金沢)、高知優駿も加わり、『ダービーシリーズ』へ改名。北から北海優駿、東北優駿(岩手ダービー)、東京ダービー、石川ダービー、東海ダービー、兵庫ダービー(園田)、高知優駿、九州ダービー栄城賞(佐賀)と各地区もれなくダービーを楽しめるようになった。
また岩手競馬は2019年、かつての名物レース・東北優駿を復活させ、岩手ダービーをダイヤモンドカップから移行。さらに翌年、三冠体系を再構築。一冠目・ダイヤモンドカップ、二冠目・東北優駿(岩手ダービー)、三冠目・不来方賞のレース体系を確立した。
しかし昨年、『全日本的なダート競走の体系整備』により、羽田盃、東京ダービー、ジャパンダートクラシック(いずれもJpnⅠ)のダート三冠がスタート。それに伴い、ダービーシリーズは発展的に解消。また“ダービー”の名称も日本ダービー(東京優駿)、東京ダービーに限られ、岩手ダービーの名称を返上。昨年から「東北優駿」の名称で行われた。なお、東北優駿のカウント(回数)は三県(新潟・上山・岩手)持ち回りだった時代を踏襲。今年は33回目の東北優駿となる。
今回は2014年から2018年はダイヤモンドカップ、2019年以降は東北優駿のデータ。開催場所は2011年から2016年が盛岡、2017年から2019年は水沢、2020年は盛岡。2021年から再び水沢2000mに舞台が移っている。

昨年優勝馬 フジユージーン